必要システム構成に関する考慮事項

一時ディレクトリの容量に関する問題

LiveCycle のインストーラーでは、システム一時ディレクトリに空き容量のないシステムへのインストールはできません。この場合、一時ディレクトリに十分なディスク容量がないことを示すエラーメッセージがコンソールウィンドウに表示されます。

この問題を回避するには、一時ディレクトリの容量を十分に確保してください。システム要件についての詳細は、『LiveCycle のインストールの準備(シングルサーバー)』ガイドを参照してください。

Windows Server 2008 上の SharePoint、Documentum および IBM Content Manager Connector での API パフォーマンスの低下

LiveCycle が Windows Server 2008 にデプロイされている場合、Adobe® LiveCycle® Workbench 11 または LiveCycle SDK から Microsoft® SharePoint®、EMC® Documentum® または IBM® Content Manager のサーバーに対してコネクタ API 呼び出しを実行したときのパフォーマンスが低下します。

この問題を回避するには、リポジトリサーバーの TCP Receive Window の自動調整を無効にするか、微調整レベルを highlyrestricted に設定します。

次のいずれかのコマンドを使用します。
netsh interface tcp set global autotuninglevel=highlyrestricted

または

netsh interface tcp set global autotuninglevel=disabled

Windows Server 2008 のパフォーマンス向上について詳しくは、Microsoft Knowledge Base (サポート技術情報)を参照してください。

Output サービスのファイルサイズの制限

Output サービスを使用して、UNIX システムでサイズの大きいファイルを生成するには、ファイルサイズの上限を、生成されるファイルのサイズ以上に設定する必要があります。

サイズの大きいファイルから PDF ドキュメントを生成するときに発生するエラーを回避するには、UNIX システムで /etc/security/limits の fsize の値を、すべてのファイルサイズに対応する大きさの値に変更します。