その他のエラー

adobe-livecycle-websphere.ear のデプロイに失敗する

Windows オペレーティングシステムのローカライズされたインスタンス上で コンポーネントを WebSphere にデプロイする場合、LiveCycle Configuration Manager のデプロイメントプロセスが約 7 %完了したところで adobe-livecycle-websphere.ear のデプロイに移行するときにエラーが発生します。

この問題を回避するには、次の手順を実行します。

  1. Configuration Manager を使用して、LiveCycle EAR ファイルを設定します。ただし、デプロイは行いません。

  2. Configuration Manager を終了せずに WebSphere Administrative Console を開き、サーバー設定から次の JVM 引数を削除します。

                –Dfile.encoding=utf8
  1. WebSphere を再起動します。

  2. Configuration Manager で、adobe-livecycle-websphere.ear ファイルをデプロイします。

  3. 完了したら、WebSphere Administrative Console に戻ります。

  4. JVM 引数 –Dfile.encoding=utf8 を再度追加します。

  5. WebSphere を再起動します。

  6. Configuration Manager に戻り、残りの EAR ファイルをデプロイします。

開始および停止スクリプトで、入力がスクリプト内に定義されているのに入力を求めるプロンプトが表示される

コンソール出力では、バインドアドレスおよびポート値のフィールドにデフォルト値が表示されます。値がスクリプト内に定義されている場合、コンソール出力に表示される値ではなく、スクリプト内に定義されている値が使用されます。

Windows では、次の方法で TCP ロケーターのバインドアドレスおよびポート値を指定できます。

  • TCP ロケーターのバインドアドレスおよびポートパラメーターの値をスクリプト内に定義する。パラメーターをスクリプト内で定義するには次のようにします。
    1. 編集するスクリプトを開きます。

    2. バインドアドレスの値を設定します。
      set bindaddr=<computername or ipaddress>
    3. ポートの値を設定します。
      set port=<port number>
  • バインドアドレスおよびポートフィールドの値をコンソール入力で指定する。バインドアドレスのデフォルト値は %computername% で、ポートのデフォルト値は 22345 です。

アプリケーションモデルの機能を使用できない

管理コンソールのECM Connector の設定画面で、ECM リポジトリを作業用リポジトリとして選択すると、LiveCycle 固有のアプリケーションモデルの機能を使用できなくなります。例えば、LiveCycle アプリケーションを作成、実行または削除できない可能性があります。

ただし、LiveCycle プロセスはこれまでどおりに使用できます。

「HTML から PDF」のレベル設定が失われる

管理コンソールの、ホーム/サービス/PDF Generator/ファイルタイプごとの設定/新規/HTML から PDF 画面でのレベル設定が失われます。例えば、レベル設定を「サイトの一部 : 1 レベル」から「サイトの一部 : 2 レベル」に変更します。次に、他のオプション(「PDF の最適化」など)をクリックし、「HTML から PDF」を再び展開します。設定した値が「サイトの一部 : 1 レベル」に変更されています。

この問題を解決するには、この値を再び「サイトの一部 : 2 レベル」(またはその他の適切な値)に設定し、その直後に「保存」をクリックします。

ただし、「HTML から PDF」セクションを再び展開すると、「サイトの一部 : 2 レベル」ではなく「サイトの一部 : 1 レベル」が表示されています。LiveCycle では選択した値が正しく保存されているので、このユーザーインターフェイスの不一致は無視してかまいません。

選択した値が正しく保存されているかどうかを確認する場合は、次のタスクを実行します。

  1. 管理コンソールで、ホーム/サービス/PDF Generator/設定ファイル/設定ファイルを書き出しをクリックして、設定ファイルを書き出します。

  2. 書き出された設定ファイルで、<html2pdfSettings> の下にある <levels> タグの値が正しいことを確認します。

一部の画面でローカライズされた文字列ではなく英語のエラーメッセージが表示される

管理コンソールの一部の画面では、ローカライズされた文字列ではなく英語のエラーメッセージが表示されます。この問題を解決するには、ローカライズされたエラーメッセージをサーバー側のコンポーネントで生成するように JVM ロケールを変更します。例えば、JVM ロケールをフランス語に設定するには、次の JVM 引数を追加します。

アプリケーションを削除したときにサーバーログに例外が記録される

Workbench から、プロセスで参照されるデータタイプを含むアプリケーションを削除すると、サーバーログに例外が記録されます。ただし、必要なアプリケーションのデプロイは解除され、アプリケーションは正常に削除されます。このエラーは無視できます。

多数の同時スレッドが実行しているときに WebSphere が応答停止になる

Content Services(非推奨)の storeContent 操作が、30 を超えるスレッドで呼び出された場合、WebSphere Application Server が応答停止になる場合があります。

この問題を解決するには、次の手順を実行します。

  1. WebSphere Administrative Console で、Servers/Server Types/WebSphere application servers をクリックし、サーバー名をクリックします。

  2. 右側のウィンドウの「Additional Properties」で、「Thread pools」をクリックします。

  3. WebContainer」をクリックし、設定ページで「Maximum Size」フィールドの値を、実行する必要があるスレッド数の 2 倍にします。例えば、40 スレッドを実行する場合は、「Maximum Size」フィールドの値を 80 にします。

  4. Apply」または「OK」をクリックします。

  5. Save directly to the master configuration」をクリックします。

  6. WebSphere Application Server を再起動します。

Asset Manager を使用してオブジェクトを作成したとき WebSphere ログにメッセージが繰り返し出力される

この問題は、Correspondence Management Solution に関連しています。

Asset Manager 構築ブロックを使用してオブジェクトを作成した場合、WebSphere ログに次のメッセージが繰り返し出力されることがあります。

ADMLuceneInde I org.alfresco.repo.search.impl.lucene.ADMLuceneIndexerImpl indexProperty Not indexed: Content Missing  
node: workspace://SpacesStore/aeb5e45f-971f-4f31-8f2b-5ed4f2a15070 at /{http://www.alfresco.org/model/application/1.0}company_home/{http://www.alfresco.org/model/content/1.0}DataStore/{http://www.alfresco.org/model/content/1.0}ObjectWithExtendedPropertiesMap/{http://www.alfresco.org/model/content/1.0}ObjectWithExtendedPropertiesMap-1282274200933

このメッセージが記録されないようにするには、次の手順を実行します。

  1. WebSphere Administrative Console で、Servers/Websphere application servers をクリックし、サーバー名をクリックします。

  2. 「Configuration」タブの「Troubleshooting」で、「Change Log Level Details」をクリックします。

  3. 「Runtime」タブをクリックし、「All Components」リストを展開します。

  4. org.alfresco.repo.search.impl.* カテゴリに移動します。

  5. org.alfresco.repo.search.impl.lucene.* カテゴリをクリックし、Message And Trace Levels/Warning を選択します。

  6. Apply」または「OK」をクリックし、「Save directly to master configuration」をクリックします。

FileNet コネクタサービスの開始に失敗する

IBM FileNet の厳密なバージョン 4.0 とは異なる 4.0 ~ 4.5 のバージョン(例:4.0.3)を使用している場合、次のエラーメッセージが表示されることがあります。

java.lang.Exception: Content Engine/Connection URL specified is invalid - cemp:http://<server>:<port>/wsi/FNCEWS40DIME?jaasConfigurationName=FileNetP8WSI.

次のようにして properties ファイルを編集します。
  1. adobe-component-ext.properties ファイルをテキストエディターで開き、builtin_serialization.jar のエントリを削除します。

  2. サーバーを再起動します。

  3. 管理コンソールで、IBM FileNet コネクタのサービスをすべて開始します。

adobe-component-ext.properties ファイルのデフォルトの場所は次のとおりです。
  • JBoss の場合:<Jboss install dir>/bin フォルダー

  • WebLogic の場合:<weblogic install dir>/user_projects/domains/<domain name> フォルダー

  • WebSphere の場合:<websphere install dir>/profiles/<profile name> フォルダー

ホスト名が異なるマシンに LiveCycle を復元する場合の問題

LiveCycle 9.x またはそれ以前から読み込んだプロセスは、Document Form 変数と Submit PDF Form サービスを使用している場合があります。そのようなプロセスがある場合、次の状況では、ユーザーはフォームを送信してタスクを完了することができません。

  1. プロセスが開始されてから、LiveCycle でのバックアップと復元の一環としてデータベースと GDS のバックアップが実行される。

  2. LiveCycle が、ホスト名の異なる別のマシンに復元される。GDS ディレクトリ内の backup フォルダーの名前は restore に変更され、データベースが復元されます。

  3. ユーザーが Workspace でフォームを送信する。

ユーザーがフォームを送信すると、セキュリティ警告ダイアログボックスに「This document has accessed more than one site and might be trying to share data among different locations. This could be a privacy concern. Are you sure you want to continue?」というメッセージが表示されます。「Yes」をクリックすると、「This page cannot be displayed」というエラーメッセージが表示されます。

この問題を回避するには、バックアップからの LiveCycle の復元時に同じホスト名を使用してください。

PDF ファイルをテキスト形式に書き出した場合に GB18030 文字がピリオドで表示される

PDF ファイルをテキスト形式に書き出した場合に、GB18030 のすべての 4 バイト文字と一部の 2 バイト文字がピリオドで表示されます。

この問題を解決するには、次のようにエンコーディングを設定します。
  1. Adobe Acrobat を起動します。

  2. 編集環境設定をクリックします。

  3. PDF からの変換」カテゴリを選択します。

  4. PDF からの変換」列で「テキスト (プレーン)」を選択します。

  5. 出力ファイルのエンコーディング」を「UTF-8」に設定します。

  6. Adobe Acrobat を閉じます。

Author インスタンスサーバーの再起動時に複製エージェントキューが空です

ユーザーがアセットをパブリッシュしたときに、Author インスタンスでサーバーのバックアップ / 再起動操作が実行されるとします。サーバーが再起動またはバックアップが完了した後に、複製エージェントキューは空になります。ただし、アセットはパブリッシュされません。また、アセットがパブリッシュされなかったということは通知されません。

解決策

この問題を解決するためのベストプラクティスとしては、Author インスタンスのサーバーバックアップ / 再起動は、営業時間外に実行してください。理由は、これらの操作が実行されるときに複製エージェントキューにアセットが存在しないようにする必要があるからです。

Correspondence Management Solution のフレッシュインストール中にアセットのエクスポートが失敗しました

Corresopndence Management Solution のフレッシュインストール中に、LiveCycle サーバーに一時フォルダが未作成の状態でアセットをエクスポートしようとすると、エクスポート処理は次の例外で失敗します:

エラー - ALC-ACM-007-004

書き出し中のエラー

解決策

この問題に対応するには、ソリューション内の任意の文字をレンダリングします。これが原因で LiveCycle サーバー上に一時フォルダが作成されます。この後、アセットをエクスポートできるようになります。